「折れない心が欲しい」
私はある経験をしてから、切実にそう思うようになりました。
いや、逆説的に言えば、回復力があったら折れてもいい。
なぜそう思うのか?それは、私自身、一度しっかりと心が折れたことがあるからです。
今回は書籍 レジリエンス入門 を読んで、
リマインドしておきたいこと及び、自分自身の気づきを記録しています。
折れる前に読んでおきたかった!


そもそもレジリエンスとはなんなのか?
簡単にいうと、心の自然治癒力 / 困難をしなやかに乗り越え回復する力。
レジリエンスは強化できる
人生生きていれば、多かれ少なかれ、大なり小なり困難を経験すると思いますが、
その経験によって好転もすれば、転落することもあると私は感じています。
レジリエンスは、視点を増やし、柔軟な発想を養うことによって強化されます。
レジリエンス入門 折れない心のつくり方 内田和俊
学校の勉強とは異なり、レジリエンスを高める脳の鍛え方は、知識を増やすのではなく、視点を増やします。
レジリエンス入門 折れない心のつくり方 内田和俊
レジリエンスは、視点を増やし、柔軟な発想を養うことによって強化されます。
レジリエンス入門 折れない心のつくり方 内田和俊
どうやら、レジリエンスは強化=視点を増やすことみたい。
そもそも、同じ出来事を体験しても、人によってどう感じるのかは異なる
と書籍内で述べられています。
どういうことでしょうか?
ここでは、エリスのABC理論を取り上げています。
エリスは世間一般的に信じられてきた「出来事が私たちの感情を作り出している」という考えに疑問を投げかけた心理学者であり、
「出来事が私たちの感情をつくり出しているのではなく、その出来事に対する私たちの解釈が感情を作り出している」という論を提示した。
つまり、私たちの解釈によっていかようにも感情を変化させることができるということです。

気分や感情は変えられる
「思考」と「行動」の両方を変えることによって、「気分や感情」を挟み撃ちにする
レジリエンス入門 折れない心のつくり方 内田和俊
本書では、レジリエンスを弱めてしまう7つの考え方を挙げられています。
7つのうち私的に最も印象的だった2つを紹介します。
第1に否定的側面の拡大です。
これは、私たちの脳はそもそもネガティブに考えるようにできている、ということ。
つまり、無意識化で放っておけば、
誰しも自然とネガティブに偏ってしまうのが私たちの脳であるということ。
心理学者のバーバラ・フレデリクソンは、
ポジティブな考え方とネガティブな考え方の理想的なバランスは3:1であるという説を提案しています。
つまり、今の3倍ポジティブに考えてようやくバランスが取れる、ということです。
おすすめの習慣としては、巷でもよく耳にしますが、
夜寝る前などに、1日を振り返って、嬉しかったことや楽しかったこと、感謝できることなど
ポジティブな気持ちになったことを5つ程書き出すことが大切です。
何も特別なことのない平凡ない1日に感じたとしても、
このような習慣の積み重ねがレジリエンスの強化に繋がると筆者は述べています。
書き残すことは行為です。思考と行動で挟み撃ちにすると効果は倍増します。
レジリエンス入門 折れない心のつくり方 内田和俊

自分軸=人生の目的+心のニーズ
レジリエンスを弱めてしまう7つの考え方のうち最も印象的だったことの2つ目は
他者評価の全面的受け入れです。
他者からの評価は、それが正しければ正しいほど耳が痛くなり、素直に受けうれ難いことがありますが、自己改善のためには取り入れるべき評価は積極的に取り入れる必要があります。
ですが、この時大切なことは
聞き流すべきところは聞き流すことと自分軸を確立しておくことです。
人それぞれの視点が異なることから、正反対の評価があることも事実なので、
受け入れることと聞き流すことのバランス取りがレジリエンス強化に大切になってきます。
また、自分軸を確立しておくためには、自分の人生の目的と心のニーズを把握しておく必要があります。
人生の目的とは、人生のゴールとも言い換えることができ、これは
「一生涯を通じて、こんなことに取り組んでみたい」というイメージです。
私にとっても人生の目的とはなんだろうと考えた時にまず思いついたことは
「原因が不明で不健康な人のサポートをして、その体験があったからこそ、たくさんのことに気づき、人生が豊かになったと思ってもらえるような活動をすること」と
「大切な家族や仲間と共に、笑顔で健康的に、自然豊かな場所で暮らして、日々ワクワクする生活をすること」でした。

最後に
同じ本を読んでも
読むタイミングが異なったり、読む人自身が異なったりすると
得られる情報や気になるポイントは毎回違うように感じます。
レジリエンス=心の自然治癒力 は人生のどのタイミングにおいても
わたしたちをサポートしてくれる大切な存在だと思います。
ぜひ、この本が気になった方は手にとって読んでみてくださいね。
今日もブログを呼んでくださりありがとうございました。
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